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出張のお供に文庫本。
今日のお供は「切れない糸」坂木司/創元推理文庫。
引きこもり探偵、坂木司シリーズの坂木氏、新刊は「クリーニング屋さん」が主人公です。主人公は父親の急死で家業のクリーニング店を継ぐことになった新井和也。預かる衣類から生まれる謎たちを、同じ商店街の喫茶店で働く同級生の沢田、アイロン職人のシゲさんらに助けられながら解きほぐしていくというお話。
坂木さんのお話は、登場人物たちにちゃんと根っこの生えた生活をしている人が多くて嬉しいです。寝て起きて仕事してご飯食べて、しっかり生きているってカンジ。「引きこもり」の鳥井君も、この話の沢田君も、どちらかと言えば飄々と囚われずに生きているのだけど、そういう「根っこのある」人たちと暮らしているうちに、何となく根っこが生えてくるんですよね。そういうところが読んでいて嬉しいな、なんて。
そして、謎解きでありながら「謎を解いて終わり」ではなくて、ちゃんと「そのあと」があるんですよ。寝て起きて仕事してご飯食べるためのね。
見えない糸をたぐって、切れない人の絆や、絶えないヒトの営みってものが続いていく。

そのことにほっとして、本を閉じることができるって幸せだなぁと思うわけです。
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2009.07.28 Tue l 日常 l COM(0) l top ▲

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